砂漠の囚われ人 マリカ

マリカ ウフキル(著),ミシェル フィトゥーシ (著),香川 由利子(翻訳) ☆☆☆
モロッコ。父親であるウフキル将軍が国王を暗殺しようとしたため、長期間監禁されていたウフキル将軍家の人々。 将軍家の長女は前国王の養女になっていた為、幼少の頃は国王に愛情たっぷりに育てられてた。経済的に不自由のない暮らしをしていた彼女達家族が父の失脚により砂漠の過酷な地へ送られる。
中世ですか!?といいたくなる話。でも1970年代の話なのよねー。この話全然知らなかったんですが、テレビでやったみたいですね。
フジテレビのアンビリーバボーの頁
ザ・世界仰天ニュースの頁
脱出してなければ、彼女達はゆっくり確実に死んだでしょう。このような待遇で監禁されることも世界に知られることなく。いちばん記憶に残っているのが、彼女らが解放されたときに、「アムネスティ・インターナショナルを通じて大勢の人から祝福の手紙をもらった。 しかし、一番必要なときには手助けがなかった。 解放されてから手紙が届いても意味がない」というようなことが書いてあること。確かに。
ここだけ聞くと傲慢に聞こえるかも? 最初から読んでくるととても肯けます。もちろんアムネスティ・インターナショナルを非難してるわけじゃないです。「ファウジーヤの叫び」の中では目覚ましい働きをしていますし。 この団体がカバーしきれないくらいの数の悲劇が世界中で起こっているんだろうなって思う。いつ自分にも襲ってくるかわからないわ・・・・。
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